胡錦涛来日を断固糾弾する!



チベット虐殺の責任を追及せよ


 来る5月6日、中国国家主席・胡錦涛が来日する。

 3月のチベット虐殺事件直後の中国国家元首の外遊ということで、全世界がこの間の日本の対応の行方を見守っている。

 これまでにも述べてきたとおり、胡錦涛こそ、チベット虐殺の首謀者である。そのような人間に対し、日本側が何を発言し、何を発言しないのか、世界中のメディアは注目するであろう。

 国際社会が最も関心を寄せているのは「人権」である。

 チベット虐殺の張本人を前にして、万一わが国の首相がチベット問題について何一つ問い糾す事が無かった場合、わが国は国際社会から轟々たる非難の嵐に晒される事は間違いない。

 人権抑圧国のスーダン当局に積極的支援をしている中国が国際的非難を浴びているように、もし日本が人権抑圧国の中国に対して支援的措置をするような事があれば、国際的非難の刃は今度は日本に向けられることになる。

 政府や外務省としては、「中国とチベットの双方が対話の方向に向かっているから良い」としてお茶を濁す腹積もりだろうが、そうした対応は、国際社会では通用しない。

 中国は4月25日、ダライラマ法王側に向けて「対話の用意がある」旨を表明したが、国際社会からの批判をかわす手段に過ぎない事は明白である。

 また、中国はチベットについて外から何か言われた時、いつも「内政問題だ」と切り返して一蹴するが、靖国参拝問題や歴史教科書問題など、中国はわが国に対してどれほど内政干渉してきたことか。

 中国側としては、訪日の外交的成果によって、チベット問題に関する国際世論に水を差すという意図がある。中国は徹底して今回の胡錦涛訪日を政治宣伝に利用するに違いない。

 外交は駆け引きである。福田首相は胡錦涛に対し、人権問題に関して断固たる対応をしなければならない。

 内閣支持率が20パーセント以下にまで落ち込んだ福田首相が、パンダのレンタルだけで人気を回復しようとするならば、福田首相のみならず日本そのものが諸外国から軽く見られるようになるだろう。

 もしも福田首相が「日中首脳会談とサミット開催を花道にしたい」といった個人的野心だけで国益を損なうようであれば、その罪は万死に値すると言えよう。



        チベット虐殺の首謀者・胡錦涛



民間の手で抗議の嵐を


 中国とは、漢民族中心主義の中華思想と共産党の一党独裁に基づく典型的な全体主義国家である。

 中国は、国際社会に同化する積もりなど毛頭なく、逆に世界を「中国化」しようとしている。

 チベットや新彊ウイグルなどへの侵略・併合と民族弾圧といった血塗られた歴史も、こうした自己中心的なイデオロギーによってもたらされたものである。

 そのため、これまで西側諸国が中国を健全な民主国家として国際社会の仲間入りをさせようとして行ってきた全ての試みは失敗に終わった。前提そのものが間違っていたからである。

 中華人民共和国が成立した1949年以降、今日に至るまで、中国のあらゆる行動については、最も悪意に解釈した時、それが最も真実に近いと言える。

 そして世界の「中国化」を大々的に宣言するために行われるのが北京五輪である。

 4月26日の長野聖火リレー現場における中国人による対日威嚇行動を見るだけでも、中国の意図は明白であった。

 沿道には、中国国旗が林立した。「一体これはどこの国なのか?」と地元の人々は一様に驚いていたという。

 今日の中国の若者たちの狂信的愛国心とデモ活動の熱狂ぶりは、40年前の文革を彷彿させる。大きな赤旗を振りかざして路上で数々の暴力行為を働く姿は、紅衛兵さながらである。

 聖火リレーの応援に参加した中国人は5000人規模であったが、その多くは全日本中国留学生学友会が招集した留学生であった。

 さらに、彼らの行為は通常の応援ではなく、明らかにチベット問題の封殺を目的とした示威行為であった。実際にチベット支援者との小競り合いもあり、負傷者も出ている。

 本来であれば、これらは「無届けデモ」という事になり、明らかな違法行為である為、中国人参加者全員を逮捕して本国に送還しなければならない状況であった。だが、中国人の逮捕者は一人も出なかった。

 このように、中国に対する弱腰対応は、行政機関の末端である現場の警察にまで浸透していたと見られる。

 しかしながら、民間では心ある多くの人々が、身を以て正義を体現してくれた。

 とりわけ善光寺の直前ボイコットは、世界各国のマスコミが大絶賛していた。これは、それまで人権問題には無関心だと思われていた日本人が、人権に配慮する国民である事を全世界にアピールした快挙であった。

 また、命令や強制によらず自らの意志で長野まで赴き「フリーチベット」を叫んだ人々が数千人規模でいたというのも素晴らしい事であった。


 来る5月6日、いよいよチベット虐殺の張本人が来日する。

 心ある人々は、満腔の怒りを以て胡錦涛の来日に抗議し、胡錦涛にチベット虐殺の責任を追及し、全世界に向けて正義を示そう。


                               [2008.5.4]